不妊治療目的に保険収載されたお薬7選!

薬について
画像はイメージです

不妊治療が保険適応となりました。

お薬もそれに伴って保険収載されるものが増加しています。

今回は9月に保険収載されたお薬7種類を紹介します!

メトホルミン

先発品のメトグルコ®︎、「DSEP」、「DSPB」が

多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発

多嚢胞性卵巣症候群の生殖補助医療における調節卵巣刺激

の適応が追加されました。

ただし、肥満、耐糖能異常、又はインスリン抵抗性のいずれかを持っていなければいけません。

腎臓が悪い人は量の調整が必要です。

また、造影検査も種類によってはお薬を止める必要のある検査があります。

検査前には服用していることを医師へ伝える必要があります。

ジドロゲステロン

デュファストン®︎が生殖補助医療における黄体補充の適応を取得しました。

この場合通常、1回10mgを1日3回経口投与となります。

無月経、月経周期異常、早期排卵防止に使う量と異なる場合があります。

セトロレリクス

セトロタイド®︎が調節卵巣刺激下の早発排卵の防止の適応を取得しました。

卵巣刺激開始6日目から排卵誘発当日まで、セトロレリクスとして0.25mgを

1日1回腹部皮下に連日投与します。

自己注射ではないので病院で注射してもらう必要があります。

レトロゾール

フェマーラ®︎、後発品のレトロゾール「NK」、レトロゾール「F」が

多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発、原因不明不妊における排卵誘発の適応を取得しました。

1日1回2.5mgを月経周期3日目から5日間経口投与します。

十分な効果が得られない場合は、次周期以降の1回投与量を5mgに増量することもある様です。

もともとは乳がんの薬でしたが不妊治療にも適応が拡大した薬です。

性腺刺激ホルモン

フォリルモンP®︎、uFSH注用150単位「あすか」が

生殖補助医療における調節卵巣刺激の適応を取得しました。

1日450単位を超えない範囲で量を調整しながら1日1回皮下 注射します。

卵胞が十分に発育するまで継続します。

クロミフェン

クロミッド®︎が生殖補助医療における調節卵巣刺激の適応を取得しました。

通常1日50mgを月経周期3日目 から5日間経口投与します。

効果不十分な場合は、次周期以降の用 量を1日100mgに増量することもあります。

排卵障害の場合に用いますが乏精子症における精子形成の誘導にも適応があり

男性にも用いることのあるお薬です。

カベルゴリン

カバサール®︎が生殖補助医療に伴う卵巣過剰刺激症候群の発症抑制に適応を取得しました。

1日1回0.5mgを最終的な卵胞成熟の誘発日又は採卵日から7~8日間、就寝前に経口投与します。

パーキンソン病や乳汁漏出症にも用いるお薬で、

量が全く異なるので注意が必要です。

前触れのない眠気におそわれることがあるので服用してからの車の運転はできません。

なので寝る前に服用ということになっております。

まとめ

今回は9月に薬価収載されたお薬7つを簡単にまとめました。

これからも情報収集してもっと詳しいお知らせができたらと思ってます。

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